痛みの対処法
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こんにちは!
CARE HOUSEです!
今回のテーマは【痛みの対処法】についてお話しさせていただきます。
痛みにも色々と種類がありますが今回は急性期と慢性期の痛みについてピックアップしていきます。
【急性の痛み】
ぶつけた、捻った、肉離れなどの症状が一般的に挙げられます。
この時に起こる体の反応として、受傷した部位の腫脹(はれ)がみられます。
腫脹(はれ)の原因としては急激な血流の増加によるものがほとんどです。
血流増加だけ聞くと良いようにも聞こえますが、急激に増える事によって周りの組織や神経を内側から圧迫し痛みとなって感じる原因になります。
対処法としては、いかに早く増えすぎた血流を引かせるかがポイントで基本的には【RICE処置】と言う対処法を取ります。
・R(レスト、安静)
急性期の症状は患部が大きく動かないように安静にすることで傷口が広がらないようにすることが大切です。
・I(アイシング、冷却)
ケガの回復には適度な血液を流してあげるのは大事ですが、急激な血流増加はいわゆる炎症の状態で痛みの原因となりますので、患部を冷やしてあげる事によって活発化している組織・細胞の働きを抑え炎症の軽減を促します。
冷たさの目安と時間は【ビニール袋に氷水を入れて、氷が溶けきるくらい】これを定期的に繰り返し行います。
・C(コンプレッション、圧迫)
傷ついた組織や筋繊維の回復、修復を早めるには適度な圧迫による組織や筋繊維同士の距離を近づける事によって回復速度を上げていきます。
・E(エレベーション、挙上)
患部の位置を心臓よりも高い位置に挙げます。こうする事によって過度に行き過ぎた血液を心臓に戻してあげる助けになります。
心臓の反射で戻ってきた血液の量が多ければ多い程、体に送り出す血液量が多くなる特性がありますので、効率よく酸素や栄養素の多く含まれている血液(動脈血)を組織に送り届けられ回復を促すことが出来ます。
【慢性の痛み】
急性期の時の対処、治療が不完全の状態で続いたり、同じケガを繰り返してしまうことによるものになります。
また慢性的な筋肉のコリや重だるさの症状も繰り返される日常生活の中での長時間の不良姿勢によるものが原因となって体の反応として表れます。
これらの対処法としては【痛み・コリをとる】【骨の動きをつける】【筋力をつける】の3点がポイントとなります。
・痛み・コリをとる
慢性の痛みは急性と違い血行不良・阻害によるものがほとんどです。痛みの発生機序として、組織の回復に必要な動脈血が患部に行き届いていない状態が続くと脳が痛みを感じさせる発痛物質を出して患部に血流を促す働きをします。
その働きを止めるために、血行不良やそれを阻害している原因の筋肉や不良姿勢の改善を行います。
・骨の動きをつける
痛みやコリの症状が軽減した段階、あるいは同時期に動きの少ない骨の動きを出す事でより多くの筋肉を無理なく使える状態をつくります。筋肉は適度に伸び縮みする事で起きるポンプ作用によって円滑に二酸化炭素や老廃物を含む血液(静脈血)と動脈血を入れ替える事ができます。そうすることで、脳から出される発痛物質を抑制することが可能です。
・筋力をつける
治療を続け症状の改善したら、その状態をキープするための筋力が必要になります。筋力がないとせっかく改善された症状も日常生活で体が受ける様々なストレスの影響により段々崩れてきてしまい症状が反復してしまいます。そのようなストレスに対して負けない体づくりが最終的には大切になっていきます。
当院では、急性・慢性の痛みやコリに対してしっかりと問診を通して原因を探り一人ひとりにあった治療方針を組み立てて施術を行っております。お体の症状でお困りの方は是非ご相談ください。
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